★「自己紹介について思うこと」
マサです。
みなさんは、自己紹介って、何話そうかすぐに決まらなかったり、話すことを毎回決めてたりしますか?
私は「自己紹介」って苦手です。
引越しを14回経験した私には「実家」というものがなく、「地元」が数多くあり、どの時代を人に話せばいいのやら。
両親も私も転勤族ではないんですが、
転校は保育園で1回、小3で1回。
生まれた所は市外で、市内に引越してから保育園で1回、小学生で2回、中学生で1回、独身のときに5回、結婚して1回、息子が生まれてからも2回引越しました。
福岡市内の5つの区を移り住んでます。
バイトは学生時代に3ヶ所(中学で1ヶ所、高校で2ヶ所)、短大受験不合格で、18歳から32歳まで転職は9回です。
28歳で元夫と出会い、29歳で入籍し、30歳で結婚式を挙げ、33歳で息子を出産しました。
両親は私が9歳の時に離婚して、その後、父親は3回引越し、母親は6回引越し、兄は9回引越してます。
友達が出来る度、彼氏が変わる度、会社が変わる度、ご近所さんが変わる度、どんどん増えていく私と家族の状況を説明するのが、すごく面倒になって、「自己紹介」がどんどん難しくなり、「人と仲を深めていく会話」も「社交辞令」も苦手になり、人と関係を築くのに必要不可欠な「会話」そのものが苦手になりました。
社会は段々と「プライバシー」というものを尊重しだしたので、個人のことを聞くのは「ハラスメント」になる時代になり、少し楽になったような気がしていましたが、28歳で元夫と出会った辺りから、「プライベートなことを話す人」が親友や家族、と限られるようになり、それはそれで違和感を感じていました。
そのうち、私の言動が「家族の恥」となり、プライベートなことを外に持ち出すことは「家族全体の恥」として、相手が親友や家族同士であっても言動が制限され始めました。
自己紹介が苦手になった訳は、アミーガと出会ってから少しずつ分かるようになってきました。
【アミーガに出会う前】
①私がいた社会の中に、自分を表現する言葉がなかった
②私を表現する言葉の定義が、社会において差別であった
③相手を知る、自分のことを話す時に人権を侵害していたことに気づいてなかった
④自分がいま身を置いている以外の社会の存在を知らなかった
私はいま47歳です。
5歳のときに性被害に遭いました。
【アミーガに出会ってから】
①5歳から、アミーガに出会う45歳まで、私は「性被害に遭った自分」をなかったことにし、いま目の前にある自分を表現する言葉、行動に自分を当てはめてきました。
全て、納得いくものがなく、違和感しかありませんでした。
②女はこうあるべき
妹はお兄ちゃんを立てるべき
娘はお母さんの言うことを聞くべき
性被害に遭う年齢ではない
「性被害」ではなく、「いたずらされた」と表現される
年相応に無邪気でないと変な目でみられる
学生は学校で校則を守り、学校に通うべき
卒業したら進学か就職
転職の場合、「人間関係」を理由にすると採用に影響する
先輩と上司に従うべき
適齢期で結婚するべき
結婚したら子供を産むべき
嫁らしく、妻らしく、母親らしく振る舞うべき
③ ②は全て人権を無視した差別であり、②以外の行動をすると「問題がある人」、いまで言う「社会不適合者」としても差別を受ける
④自分の行きたい世界へ行くための情報を得る力を奪われており、理解者、協力者に自分のニーズを伝える力もなかった
結局、うつ病を発症し、仕事・家事・育児が出来ない「社会不適合者」となり、「離婚して一人暮らしで生活保護をうける」選択肢しか残されていませんでした。
アミーガでは、私のこの経歴を、何ひとつ差別することなく、私を表現する「新しい言葉」をたくさん教えてくれました。
「傾聴」がない
これって、すごく問題だと思う。
「当事者」が、人権を持って発言をすると困る人たちばかりですね、いまの世の中は。
昔からずっとそうで、私がいまやっと気づいただけ。
気づいていたけど、他の方法を知らなかった。
知っていたけど、声をあげる勇気がなかった。
私の人生で起きた全ての「目を背けていたこと」に、目を向けるには、勇気が必要です。
勇気って、自分の中にあるんだけど、それを持って行動するには、やはり「仲間」に側にいて欲しいと思います。
「仲間」とは、無条件のストロークを向けてくれる人。
いま、私の周りには仲間がいます。
私がいま、自己紹介をするとしたら、どんな風に言うかな。
言う相手によって、内容が全部違っても問題ないと思います。
人間は二面性どころか「多面体」で当たり前で、一言では紹介しきれませんね。
アミーガの、新しくメンバーが入ったときの、ウェルカムパーティのときの「教えて◯◯さん」の質問コーナー、好きです。
何を話したら、相手が自分をどういう人か分かるなんて、相手にしか分かりません。
相手が興味のないことや知識のないことを紹介したって、「自己紹介」の項目としては、ふさわしくないように思います。
自己紹介、あいさつと名前だけで良いような気がします。
あとは、相手が知りたいことを質問してくれれば、答えるのは簡単です。
質問は、簡単に答えやすいもの、2択で聞く、ぐらいのルールがあれば答えやすいですよね。
何がその人にとって答えやすいか、答えにくいかも、このときに知ることが出来ます。
■自己紹介■
はじめまして(こんにちは)、マサです。
Q.犬派ですか?猫派ですか?
A.犬は飼ってたことあります、猫は飼ったことありませんけど、犬猫派です。
Q.夏と冬、どちらが好きですか?
A.だんぜん、冬です。
汗をかくのが苦手です。
Q.和菓子派ですか?洋菓子派ですか?
A.和菓子派です。あんこLOVE。
好きな食べ物や場所や映画や音楽や本や趣味などは多数ありすぎて答えるの考えてしまうので、
やっぱり限定で質問された方が答えやすいですね。
「ジブリ映画で一番好きな映画は何ですか?」
「日本で旅行したい県はどこですか?」
「◯◯円持ってたら何したい?」
「好きな屋内スポーツ、ありますか?」
「家で一番リラックスできる場所は?」
「ドラえもんの道具で一番何が欲しい?」
こうなると2択ではないですが、選択数が狭まるので答えやすいですね。
■私は女です。
性的対象は男です。
男でも女でも緊張します。
男でも女でも触られる、触るのが苦手です。
生まれも育ちも福岡です。
実家はありません。
学歴は高卒(だけど、高校は登校拒否だし、中学校の勉強をあまりしなかったから、知識としては中2卒、な感覚です)。
社会で14年働きましたが、社会不適合者です。
うつ病と診断され13年、8種類ほど薬を服用してましたが、精神科を変えたら「双極性障害」と「ADHD(発達障害)」と診断されました。
それから1年、現在服用してるのは寝るための安定剤のみです。
ハウスダストアレルギーのため、毎日3種類(8錠)薬を飲んでます。
今のところ、他に持病はありません。
両親は離婚し、父は再婚し、兄は独身です。
自分も離婚し、14歳の息子がいます。
親権は元夫なので、自由に会えません。
「■」をざっと書きましたが、これがアミーガに通うようになってからの、私の自己紹介です。
医療機関や福祉や弁護士や役所なんかで必要な「経験」以外の、私という人間を知るためのものです。
相談に行くと、まず聞かれるので私の「自己紹介」のようになってますが、これで何を判断しているのか、私には分かりません。
アミーガに初めて相談したときは、何の定型文もなく、「何に困っているのか」だけ聞いてくれ、その後に手続きに必要な項目だけ聞かれました。
この方が納得出来ます。
会社でも、学歴や家族構成から聞いて、何かその人なりの「こういう人」というのをまず決められ、それから仲を深めていこうなんて、「こういう人」を払拭することから始めないといけないし、その壁は高いように感じます。
「本当は私はこういう人間なんです」と話すと、「意外」や「こないだ言ってたことと違う」などと言われ、言い訳のようなことを言ってるうちに、だんだんと相手が納得出来るように説明する方へベクトルが変わることなんてしょっちゅうでした。
「自己紹介」が相手への安心材料でしかないのなら、私は何も話したくないです。
「話さない」という権利があります。
「自己紹介」は、アサーティブな関係を築く、第一歩。
相手とより親密になりたいと思う人同士で行う行為なんじゃないかなと思うし、そうでありたいです。
「これから私という人間を、よろしくお願いします」
「私という人間と安全な関係を築くために、私を知るために、どのようなことが知りたいですか?」
親密になりたいと思うなら質問すればいいし、もうちょっと後でもいいと思えば思った時に質問すればいいし、全く興味がないなら何も聞かなくても大丈夫だと思います。
「選択肢」は、誰もが持ってる大切な人権のひとつです。
自己紹介も、この人権を意識した、アサーティブなものが「基本」であればいいなと思います。
「見本」はいま目の前にあります。
いままでの「当たり前な自己紹介」から、「アサーティブな自己紹介」へ移行するために、何が必要か、
「気づいた人から実践あるのみ」だと思います。
みなさんはどうですか?
実践してみたいと思いますか?
私はアミーガにいる間に、たくさん行動してたくさん失敗してたくさん実感したいと思います。
今までは失敗すると怖かったけど、
今は仲間がいるから大丈夫。

マサさんの過去記事
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