アミーガメンバー「マサさん」のメッセージ2
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★「手放す」こと
マサです
7/11金曜日に、アミーガプログラム「ケアワーククラス」で、「DOKINA(どきな)ワーク」に参加しました
ブログで何から書こうかなーと考えて、古い順に書こうかな、とも思ってたんですが、一番直近のこのワークがとても「胸熱(ムネアツ)」でしたので、そのときの様子と気づきをシェアいたします
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アミーガでいろんなプログラムに参加していると、「手放すこと」ということに向き合う場面が多数あります 全てのプログラムは、「手放す」ための方法を得るのが目的なのかしら?と思ったり思わなかったり
目的はさておき、私にとって、とにかく何をやっても「手放す」ことが課題になるなら、そういうことなんだと思います
アミーガでは、「自分のペース」というものを、とにかく最優先で大事に扱っていると感じます
回復の方法を山ほど用意してくれてて、毎日の声かけ、壁の掲示、家具の配置、たくさんの本、楽器、植物、BGM、部屋のインテリア、食事、 この環境の中で「回復プログラム」に自分のタイミングで参加できるのです
どのプログラムに参加してもしなくてもOK、
参加しててもシェアしなくてもOK(聞くだけ参加、見守り参加)、
途中から入ってもOK、途中で退出してもOK、戻ってもOK
これはワガママに、自分勝手に過ごすためでなく、スタッフからメンバーへの「配慮」だと思ってます
時間どおりに参加できない、最後までいられない、体調がつらくなったなどの理由には背景があるのだという理解があるからこその「配慮」です
誰よりも、参加したいと望んでいるのは本人なのだという理解があるからこその「配慮」です
毎日、帰る前に必ずスタッフと「今日のこと」をシェアします
そこに、アドバイスというものは在りません
これがアミーガの大きな存在価値だと思います
全部、目の前に用意されていて、自分のペースで参加して、気づいても気づかなくてもいいなんて、そんなことされたら、自然と回復しちゃう〜と思ってます
アミーガにいると、「自分と向き合わざるを得ない状況」に自然になります でも、それは「作為」でも「強制」でもなく「自分がそうなりたくてここに来た」ことを何度も思い出させてくれます
アミーガへの扉を開いた目的は人それぞれです
「それは、あなたがそうしたくてしたんでしょ?」と、いろんなアプローチで忘れずにいさせてくれる場所
そんな場所だから、このワークは遂行出来て、得るものもたくさんあるのだと思います
DOKINAワークとは、自分の人生の障害になっている人に今の自分を宣言し、どかして、ハイヤーセルフと繋がるイメージワークです (詳細はアミーガスタッフへ確認してください)
私の場合は3人、宣言が易しい順にし、最後はラスボスです
RPGの主人公になったつもりで、ファンファーレが鳴り、スタートボタンを押すのは自分です
参加の時に、私にブログを書く勇気をくれた推しのお気に入りのぬいぐるみを握りしめ、「(天国にいる)お父さん見ててね」と言って始めました
お兄ちゃん
この世でたったひとり、血の繋がった兄妹です それだけです! お兄ちゃ
んがいるということで、たくさんの経験をすることが出来ました 一番楽しかった思い出は、保育園のとき、お父さんと3人で夜中、川沿いを散歩したことです 今までありがとな!
※「どいて」と言ってどかすと、それまでテコでも動きそうになかった
お兄ちゃんが、ハラハラと枯れ葉が散るように横へ倒れました
お母さん
この世でたったひとり、私を産んで育ててくれた実の母親です それだけで
す! お母さんという存在からたくさんのことを経験することが出来ました 一番楽しかった思い出は、小学生のとき、仕事の配達についていったことです 大学生じゃないのに大学に入れてワクワクしました 今までありがとな!
※ハラハラ…
元夫(ワークでは名前を呼びました)
この世でたったひとり、結婚してあなたの名字になりました 息子を産みま
した それだけです! 夫という存在からたくさんのことを経験することが出来ました 一番嬉しかったことは、息子の名前を決めたことです 今までありがとな!
※ハラハラ…
ハイヤーセルフへ
「遅くなったよ、今来たよ
これからは私を愛することをあなたに誓います」
ハイヤーセルフから
「待ってたよ、大好きだよ」
そのあと、ハイヤーセルフ(役)のメンバーにしがみついて泣き、多分他の役をしてくれたメンバーも私を抱きしめてくれました
そして、「いま、怖くないし、悲しくもない、嬉しい!」と言いました
そのあと、みんなでシェアしました
私ともうひとり、DOKINAワークに参加したメンバーがいるのですが、この方からハイヤーセルフ役を指名していただき、はじめての体験でしたが、宣言したあとの笑顔がとても綺麗だと思いました
何か重い荷物を持たされ、それを自分の力で手放し、新しい自分を宣言した、誰よりも自分のために輝いているんだなと思いました
あまりの輝きに、どんなふうに受け止めたらいいか、戸惑ってしまって、すぐには言葉が出ず、なんて言葉をかけたかも忘れました
そのことを、なんてシェアしたかも言葉も忘れましたが、それを聞いたメンバーが、「ハイヤーセルフもびっくり」と言ってくれ、その言葉に「なるほど!」と思いました
ナイスフォローいただきました
ありがとうございます
ハイヤーセルフって、私の中ではどっしりと落ち着いて、いつでも迎え入れてくれる存在のように思ってましたが、なるほど、ハイヤーセルフも予想できないほどの輝きを放った、この世に不変がないことの証明だなと思いました その未知の可能性を持っているのは自分自身なのです
私に「勇気」があると、褒めてくれたメンバーもいます
「おめでとう」と言ってくれたり、みんなそれぞれ「自分の言葉」を選んで今日のことで感じたことをシェアしてくれました
私がワークをしようと思ったのも、達成できたことも、何よりそういう場を作ってくれたアミーガのおかげであり、今日この場にいなかったメンバーからも、たくさんの自分へ向けられる「まなざし」があってこそなのです
あなたはひとりじゃない
この言葉を毎日忘れては毎日思い出してます
DOKINAワークって、勇気がいると思うけど、アミーガのメンバーなら、誰でも成し遂げられると思います
自分がもし途中でやめてしまっても、きっと「次があるよ」とか、「今日は充分だよ」とか、励ましてくれる仲間がいるから大丈夫
あなたもその仲間のひとりです
私は去年も同じ3人にDOKINAワークをしたんですが、そのときの宣言は今回と違います
兄へは「生活保護を受けてる人間が着飾る必要はない」と言われたことに対して「あんたが収めた税金で食べさせてもらってるんじゃない!」、
母へは「自立したいので干渉しないでください、あなたも好きに生きてください」、
元夫へは「息子と健全な関係を築きます!」と宣言したと思います
詳しくはハッキリ覚えてませんが、ハイヤーセルフにはなんて言ってもらったかも覚えてません
そのときは、怖くて、宣言したあとも、ハイヤーセルフの言葉も届かず、周りの応援も聞こえませんでした
家族を「手放す」ことは非道だと植え付けられてきたので、どんな罰が与えられるのかと恐怖でした
私は家族を愛しているし、感謝しているけど、それを当たり前のように表現することが難しくなって、ずいぶんと長い間自分を苦しめたり家族に八つ当たりしてきました
「当たり前のように表現することが難しくなった」のは、私のせいでもないし、家族のせいでもない いま、私が出来ることは、 「手放すこと」
手放すことが、私の家族へ対する尊重であり、愛することだと、いまは思います
これが家族に理解できなくても大丈夫
私が家族に理解してほしいと願うと苦しいから
家族が私を理解できないと思うと苦しいから
「愛」にはいろんな形があってよくて、その人が幸せであれば周りの人も幸せなんだと信頼することが、私のこれからの新しい関係の理想です
次の日、次の課題がやってきました
「やってくる」というのは私の中の手放したい要らないものが私の意思と反して出てくることの、私の表現です
「早いな!」と思ったけど、昨日手放したから出てこられた私の感情です
ひとつ手放すと、次が現れる、だんだんと真相へ近づいているのが、分かります
そこから目をそらす為に、毎日必死です
でも手放すと、やってくるのです
その感覚は、ひとつめの手放しよりも、どんどん力を増して、やってきます
周りを覆っていた膜がどんどん剥がれていき、覆っている膜よりも、やってくる力が勝(まさ)ったとき、何が起こるんだろうと想像も出来ませんが、以前のような「怖れ」は薄れているように感じます
たとえ、そのとき私の周りに誰もいなくても、大丈夫
「わたしはひとりじゃない」
手放すと、本当の自分に会えるから
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